logo 妊娠中の肌荒れがひどい?原因と効果的な対策方法のすすめ

妊娠中に、ニキビや乾燥、かゆみ、シミ、くすみなどの肌荒れがひどくなったと感じている方は多いのではないでしょうか?

妊娠中は普段とはホルモンバランスが大きく変わることが理由で、肌荒れなどのトラブルが起きやすい時期なんです。

そこで今回は、妊娠中の肌荒れのよくある症状や原因、予防・対処法などについて詳しく解説します。

妊娠中の肌荒れの症状と原因

まずは妊娠中の肌荒れの症状と原因について見ていきましょう。

主な原因としては、女性ホルモンの増加、つわりによる栄養不足、便秘、運動不足などによるストレスや血行不良、睡眠不足などが挙げられます。

詳しくは以下の通りです。

乾燥

妊娠中は血液を通して赤ちゃんに栄養を送るため、体全体の血液量が増え、毛細血管が広がります。

そして、毛細血管が広がることで水分の蒸発量が増え、肌の乾燥につながるのです。

また、妊娠中は赤ちゃんの成長や羊水量のキープのために水分や栄養が使われるため、水分も栄養も不足しがちに。

さらに、つわりによって十分な水分や栄養がとれないことがあったり、偏食気味になることで栄養が偏ってしまうこともあるでしょう。

このように水分や栄養が不足することによって、乾燥やターンオーバーの乱れにつながることがあります。

ニキビ

妊娠初期に増加する女性ホルモンの一つが黄体ホルモン(プロゲステロン)です。

妊娠5~6週頃になると絨毛(胎盤のもととなるもの)から黄体ホルモンがつくられるようになり、10週頃までに大幅に増加。

黄体ホルモンは妊娠を維持するために欠かせないホルモンですが、皮脂分泌を活発にする作用もあるため、ニキビができやすくなることがあります。

また、乾燥によって肌のターンオーバーが乱れたり、乾燥を補うために皮脂分泌が増えたりすることもニキビの原因となるのです。

シミ・色素沈着

妊娠中には黄体ホルモンとともに、卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌も増加

これらのホルモンの増加によってメラニンを生成するメラノサイトが刺激され、メラニンが増えやすくなります

そのため、シミやそばかす、肝斑、色素沈着などの肌トラブルが生じやすくなります。

乳輪、乳頭、陰部、わきの下などが黒ずむことがあるのも同様の理由です。

かぶれ

黄体ホルモンの増加によって体温が上がったり、代謝がよくなったりすることで汗をかきやすくなり、かぶれることもあります。

かゆみ(妊娠性皮膚掻痒症・妊娠性痒疹)

妊娠中は、乾燥や血流の増加、汗やかぶれなどによって、強いかゆみが生じやすくなることもあります。

発疹は出ず、かゆみだけが出る場合は「妊娠性皮膚掻痒症(にんしんせいひふそうようりょう)」腕や足に湿疹ができ、強いかゆみが伴うものは「妊娠性痒疹」の可能性があります。

はっきりとした原因は分かっていませんが、妊娠によるホルモンバランスの変化によって肌の状態も変わり、かゆみや湿疹が出やすくなるのではないかと考えられています。

さらに、妊娠後期にお腹や胸、腕、足など全身に、強いかゆみを伴うじんま疹のような症状が現れる場合は「妊娠性掻痒性じんま疹(PUPPP)」の可能性も。

この妊娠性掻痒性じんま疹を発症することは稀で、原因も明らかになっていません。

しかし、胆汁の流れの悪化による肝機能の低下や、ビタミンB不足、ホルモンのバランスの変化といったものが原因なのではないかと考えられています。

妊娠中の肌荒れは自然に治る?

妊娠中に肌荒れが起きてしまうと自然に治るのか、いつ頃落ち着いてくるのか気になる方も多いのではないでしょうか。

妊娠中の肌荒れは、ホルモン変化が大きい妊娠初期頃に現れることが多い傾向にあります。

その後、体が妊娠状態に慣れることで肌荒れが落ち着いてくることもあり、さらに妊娠中期から後期にかけてはエストロゲンの分泌が増えるため、肌の調子がかえってよくなることも。

他にも、妊娠中にできる肝班はホルモンバランスの変化が大きな原因となりますが、産後数ヶ月もすれば気にならなくなることが一般的です。

ただ、妊娠中の肌荒れは、出産を終えても治りにくいものもあるため、予防や対策をすることが大切です。

妊娠中の肌荒れの予防・対策

ここからは、妊娠中の肌荒れ予防や対策について詳しくご紹介します。

肌を清潔に保つ

妊娠中は新陳代謝が高くなる傾向にあることから汗をかきやすくなり、かゆみや発疹につながることがあります。

そうならないためにも、お風呂でしっかり体を洗うなど、肌を清潔に保つことが大事

ただ、洗顔や体を洗う際は、ゴシゴシ擦らず優しく丁寧に洗いましょう

強く擦ることで肌に刺激を与え、肌荒れや色素沈着の原因になってしまうことがあるためです。

さらに、お湯が熱すぎる場合はかえってかゆみが強くなることがあるため、ぬるま湯で洗い流すとよいでしょう。

しっかり保湿をする

洗顔後やお風呂からあがったあとは、しっかり肌を保湿することが大切です。

洗顔や体を洗ったあとなどは肌が乾燥しやすく、そこから肌トラブルにつながってしまうため、保湿をすることで乾燥から肌を守りましょう。

なお、妊娠中は肌が敏感になっていることも多く、ヒリヒリと感じることなどもあるため、低刺激タイプのアイテムを使うことをおすすめします。

また、保湿をすることは乾燥から肌を守るだけでなく、妊娠線の予防にもつながります。

クリームやオイルなどを使用し、優しくマッサージしてあげましょう。

紫外線対策

妊娠中は、エストロゲンやプロゲステロンなどのホルモンによってメラニンが増加しやすい傾向にあります。

メラニンの増加は、シミや色素沈着ができたり悪化してしまったりすることにつながるため、紫外線対策はしっかり行いましょう。

日焼け止めを使うほか、帽子や日傘を取り入れるのもおすすめです。

肌によい栄養をとる

妊娠中の肌荒れ予防や対策として、肌によい栄養を摂取することも大切です。

特におすすめの栄養素には、以下のようなものがあります。

ビタミンA:肌を保護し、抗酸化作用も期待できる

ビタミンB群:抗酸化作用、健やかな肌に維持する効果が期待できる

ビタミンC:美白成分の1つとしても知られており、メラニンの生成を抑制する効果が期待できる

ビタミンE:抗酸化作用が期待できる

ミネラル:ホルモンのコントロール、細胞の材料となるといったはたらきがある

タンパク質:肌をはじめ、体の様々な組織を作る材料となり、免疫や代謝などのサポート効果も期待できる

ツバメの巣もおすすめ!

妊娠中は栄養が不足がちになり、そこから肌荒れを起こしてしまうことも少なくありません。

さらに、栄養バランスに気をつけていても食事からは摂取することが難しい成分も存在します。

それをサポートしてくれるおすすめ食材が、中華料理の食材として知られる「ツバメの巣」です。

ツバメの巣で注目したい成分が、母乳にも含まれているシアル酸

免疫機能の強化や肌の健康維持効果のほか、赤ちゃんの成長をサポートする成分としてもよいとされています。

さらに、細胞の表面で細胞同士の情報伝達などを担う「糖鎖」を構成する糖鎖栄養素も豊富。

糖鎖は体内で重要な様々な役割を果たしており、妊娠中の健康維持にもよい効果が期待できるでしょう。

このような理由もあり、中国ではツバメの巣が産後ケアの定番食材にもなっています。

十分に水分補給をする

妊娠中は水分不足になりがちです。

つわりや、新陳代謝が高くなって汗をかきやすくなったり、羊水や赤ちゃんの発育のためにいつも以上に水分が必要になったりするためです。

水分が不足してしまうことで、肌の乾燥だけでなく、便秘や熱中症などの原因にもなるため、こまめな水分補給を心がけましょう。

水分補給の目安はつわりの程度によっても変わりますが、一般的には1日1.5~2リットルとされています。

水分補給をする際は、ノンカフェインや糖質が含まれていない水、麦茶などを飲むのがおすすめです。

症状が強い場合は医師に相談

肌荒れを放置すると余計に悪化することもあるため、症状が強い場合は我慢してはいけません。

産婦人科の担当医に相談するか、皮膚科を受診しましょう

なお、妊娠中にも使える薬は意外と多く、たとえばかゆみに対してステロイドなどのお薬が処方されることもあります。

ただ、適切な治療や処方を受けるために、皮膚科を受診するときには妊娠中であることを必ず伝えてください。

適切なケアで妊娠中の肌荒れを乗り切ろう!

妊娠中は、ホルモンバランスの変化をはじめ、つわりによる栄養不足、便秘、運動不足などによるストレス・血行不良、睡眠不足などによって、肌荒れが生じやすいです。

ニキビや乾燥、かゆみ、シミ、くすみなど、肌トラブルの内容は人それぞれですが、適切なスキンケアや栄養・水分補給によって、ある程度対策をすることも可能となります。

生活習慣の見直しを行いながら、妊娠中の肌荒れと上手に付き合っていきましょう。

ひどい場合は主治医にも相談してみてくださいね。

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