妊娠後期の眠りの浅さと解決策
妊娠後期になると、お腹が大きくなり、寝心地が悪くなるため、眠りが浅くなることがよくあります。
また、お腹の中の赤ちゃんが動いたり、頻尿でトイレに起きたりすることも。
妊娠後期の眠りの浅さには、様々な原因がありますが、いくつかの解決策を試してみることで、より良い眠りを手に入れることができます。
<解決策>
妊娠後期の眠りの浅さを改善するためには、以下のような解決策を試してみることができます。
寝具を工夫する
妊娠中は、寝具を工夫してみるのはいかがでしょうか?
例えば、枕を使って腰や背中をサポートすることで、寝心地を良くすることができます。妊娠後期では、少し上半身をあげた状態にすると、お腹の圧迫感が和らぎます。また、マタニティ枕を使ってお腹をサポートすることで、寝返りをうちやすくなります。
運動する
適度な運動をすることで、体をリラックスさせることができます。(※就寝直前の運動や、激しい運動は避けましょう)
食事に注意する
妊娠後期には、胃酸逆流が起こりやすくなるため、夕食を早めに済ませることが大切です。また、胃を刺激する食品(コーヒーやアルコールなど)は、就寝前に摂取しないようにしましょう。寝る前に鎮静作用のあるハーブティーなどを入れるには良いですね。
音楽やアロマテラピーを活用する
リラックスする音楽を聴いたり、リラックス効果のあるアロマオイルを使ったりすることで、心身ともにリラックスすることができます。
ストレッチや瞑想をする
ストレスは、睡眠を妨げる大きな要因の一つです。妊娠後期には、出産に向けての不安や心配が増えるため、ストレスを感じやすくなります。ストレスを減らすためには、ストレッチや瞑想などのリラックス方法を試してみてはいかがでしょうか。
監修:産婦人科医 宗田聡先生
筑波大学卒業後、同大学へ産婦人科医師として勤務。その後、海外の大学への派遣や、周産期センター長を経て、現在は医療法人HiROO理事長・広尾レディース~恵比寿本院~の院長を務める。「誰にでもいいお産を味わってもらいたい」という思いで、妊婦さんや出産をはじめ女性医療と真摯に向き合っている。